今年の東京ゲームショウの目玉の一つでもあったPSVRが10月13日に発売され、はや二ヶ月。
今回は2016年に発売されたPSVR対応のコンテンツを紹介します。特に話題となった10作を紹介しますのでトレンドとして把握しておきましょう。
1位:
サマーレッスン:宮本ひかり セブンデイズルーム(基本ゲームパック)
VR空間上の美少女とふれあい・コミュニケーションを楽しむ事ができるコンテンツ。
バーチャルの女の子とコミュニケーションが楽しめるコンテンツは今のところ本作しかなく、話題性が非常に高い。
VRコンテンツとしても細やかに作り込まれたグラフィックとリアルなしぐさがキャラクターに実在感を出し、まるで本物の女の子と話しているような感覚になることができる。
ストアではPSVRで一番のセールスを記録し、評価も976件の平均★評価5と高いものとなっている。
2位:
アイドルマスター シンデレラガールズ ビューイングレボリューション
VR空間で繰り広げられるライブを一人の観客となり楽しむことができるライブシミュレーションアプリ。
アイドルマスターの人気キャラクターのステージライブを間近で楽しめるということもあり、人気のコンテンツだ。
トラッキングに遅延はなくグラフィックも良好なのでライブの臨場感をそのまま肌で感じ、没入することができるだろう。
こちらももともとのアニメやゲームの話題性が高く、人気コンテンツのVR化ということもあり、ストアでの評価が非常に高い
3位:
Rez Infinite
共感覚(シナスタジア)をコンセプトとした音楽シューティングゲーム。
ゲームの効果音は音楽となり、音楽とビジュアルが呼応し、音楽は振動に変わるという体験がVR対応でより高い没入感を実現。
音楽に乗る首を振るしぐさがゲームの操作と同期するVRでしかできない新しいゲーム体験を楽しむことができる。
知名度では1位2位のコンテンツに劣るが口コミで徐々に売り上げを増やしていき、PSVRのコンテンツで一番ゲーム性が高く長く遊べるコンテンツだ。評価も327件の平均★評価5と高い。
4位:
The Playroom VR
無料でダウンロードできる『THE PLAYROOM VR』は、初めてVRを遊ぶのに最適な6つのゲームを遊ぶことができるミニゲーム集。
1人のプレイヤーがVRヘッドセットを使って遊んでいるところに、最大4人のプレイヤーがゲームに参加することが出来る。
無料でダウンロードすることができるのでPSVRを購入したらまず本コンテンツをダウンロードしたという人が多かった!
クオリティも申し分なくストア評価も329件の平均★評価5と好調。
5位:
KITCHEN
名作サバイバルホラー最新作、「バイオハザード7 レジデント イービル」の前日譚。
かつてないほどの臨場感と没入感による、瞬きをも妨げるほどの恐怖をPlayStation®VRで体感出来るコンテンツ。
本来はバイオ7の技術デモとして発表された本作だが、プレイしたいという声が多かったため製品化。
ホラーコンテンツとVRの親和性は高く、恐怖と臨場感をそのまま体験することができる。
ビックタイトルのシリーズということもあり、知名度も高く評価も高い。
本作の完全版となるバイオ7がどれだけのクオリティーになって出てくるのかユーザーの期待値も高いようだ。
6位:
コール オブ デューティ インフィニット・ウォーフェア ジャッカルアサルトVR
コックピットからの視点で「COD:IW」に登場する一人乗り戦闘機ジャッカルを操縦することができる無料のVRゲーム。
通常の訓練ミッション中に襲撃を受けたら、刺激的で迫力満点の戦闘へストーリーも体感しながら楽しむことが出来る。
プレイ中の着座姿勢はコックピットと同じで実際に戦闘機に乗り込んで操縦しているかのような没入感を得られる。
無料という点を踏まえてもストア評価の375件平均★評価4はまずますだといえる。
7位:
Until Dawn: Rush of Blood
2015年に発売されたPS4®用ホラーゲーム『Until Dawn-惨劇の山荘-』の世界観をテーマにしたPlayStation®VR専用ホラーシューティングゲーム。
背筋が凍るようなホラーの雰囲気と世界観を継承しつつ、シューティングアクションに特化したゲームプレイにVRの臨場感が加わった恐怖の一作。
二丁拳銃であることがPSmoveのコントローラーでもデュアルショックのコントローラーでも違和感なく没入できる工夫としてみることができ、体感性が高い。
ストア評価は同じホラータイトルとしては知名度という点でバイオハザードに負けているように見えるがコンテンツとしての出来は悪くない。
8位:
PlayStation®VR WORLDS
5つのタイトルが収録されたPLAYROOMVR同様ソニーから開発されたPSVRローンチのタイトルである。
本作はPLAYROOMに比べ一人で遊べる内容が濃いものが多く、有料タイトルとなっている。
有料ということもあり、PLAYROOM程のダウンロード数や評価数にはならなかったが、コンテンツとしての完成度は高く、117件平均★評価5とストア評価もまずまず。
9位:
バットマン:アーカム VR
『バットマン:アーカム VR』では、ダークナイトの世界へ入り込み、バットマンになりきることができます。
謎解きやアクションなどバットマンならではの要素で他では味わえないなりきりの没入感を得られる。
バットマンとして鏡に向き合うシーンやバットマンの基地での数多いインタラクションなど、VRで没入するための演出が多く盛り込まれているのでVR体験を始めてする人にもおすすめのタイトル。
バットマンの日本での知名度や人気が低く本タイトルは海外のPSストアの方が評価やセールスが高い。
日本ではまずまずといった印象で、116件平均★評価4となっている。
10位:
イーグルフライト
人類が姿を消してから50年後、大自然に囲まれたパリでワシとなり、自分の縄張りを守るため、エッフェル塔やノートルダム大聖堂、そして細い路地を飛び回るアクションゲーム。
「アサシンクリード」シリーズを手掛けたスタッフが開発した本作はシリーズファンのみならず、VRコンテンツとしての魅力で発売前から評判が良かった。
残念ながら開発がローンチに間に合わず、売り上げやストア評価も上記のローンチタイトルに劣るが、出たばかりのタイトルなのでこれからの展開に期待ができる作品だ。
総評
2016年はPSVRのローンチの年となり、ローンチタイトルの数は多かったが、ボリュームが従来のゲームより少なかったり、VRに対してどのようなタイトルを出せばいいのか手探りである状態が伺える現状だ。
来年1月にはビックタイトルであるバイオハザードの最新作が満を持して登場し、PSVRもこれから大いに盛り上がっていくことだろう。

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