Sansum Clinicが行った最近のパイロットスタディでVRゴーグルで海の映像を見ている患者の方がワクチン注射の際、ゴーグルをつけていない患者より感じるストレスが少ないことがわかった。
このパイロットスタディは2016年9月と11月にカリフォルニアのサンタバーバラとロンポックのSansum Clinicのロケーションで、VRゴーグルをつけてワクチンを受けた子供とつけないでワクチンを受けた子供を比べて行われた。
244人の子供のうち、およそ半分の112人がTurbot 3D VRゴーグルをインフルエンザのワクチンを受ける際に装着した。
そしてVRゴーグルを装着した子のうち48%が痛みが少なくなった、52%の子が怖がらなかったと子供たちの親がレポートしている。
Sansum Clinicのスタッフは75%の子が痛がらず、71%が怖がらなかったとレポートしている。
VRゴーグルは子供たちの親から、病院のスタッフから見ても彼らのストレスを軽減していることがわかった。
Dr. Mark Silverbergはこの実験のきっかけを子供たちが病院と辛いワクチン注射をセットに考えて怖がっていることに気づき、自分の15歳の娘に相談したところ、VRゴーグルを使うことを勧められたのがきっかけだと話している。
American Academy of Pediatricsのスタディでは3/4のドクターが親が子供が嫌がるためワクチンを受けさせることを延期していると答えていることがわかっている。
VRゴーグルを使えばこれからワクチン注射を受ける子供の数が増えるかもしれない。
Copyright © 2017 VR Inside All Rights Reserved.
