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人工的に作り出した風や熱で、気温や天候を肌で感じられるヘッドセット「Ambiotherm」

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風や熱を肌で感じられ、より没入感を味わえるヘッドセット「Ambiotherm」が現在開発中である事を、海外メディアのVRScoutが明らかにした。

ヘッドセットの進化

Oculus RiftやHTC社のViveが仮想現実の世界への没入を可能とし、Nosulus RiftやOhRomaは、仮想現実で匂いを感じさせることを可能としてきた。

そして今、Nimesha Ranasinghe教授を筆頭としたシンガポール国立大学の開発チームが、新たな感覚を仮想現実で感じることを可能にしつつある。

風や熱、つまり天候である。

「Ambiotherm」とは

「Ambiotherm」は風や熱を人工的に作り出し、肌で感じることができるヘッドセットである。

このヘッドセットは身につけた状態で見ると、顔の前に回転するファンが二つ取り付けられており、このファンにより風を感じられる。

また、仮想現実内の環境によって、首まわりに取り付けられたモジュールが冷熱を再現するため、暖かさ、涼しさを感じる事ができるのだ。

【例:何キロも先にある砂丘を歩き越えるも、そこにはまだ不毛な砂漠が広がっていた時。】

「Ambiotherm」は首に熱を送ることで太陽の熱を再現し、ヘッドセット本来の機能も伴って、あたかも本当に終わりのない砂漠をさまよい歩いているのだと錯覚させる。

そしてとぼとぼと歩ききった末、オアシスを発見してその清涼な水に飛び込めば、「Ambiotherm」は熱を静めるように首を涼やかに。

視界ではそよ風が木々を揺らし、二つのファンが動き出す。爽快な風を顔で感じ、閉じた目を開けると空が広がる。

そこにあるのはただただ純粋な幸福感。

自分が高揚していることに気がつく。

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「Ambiotherm」の制作状況

「Ambiotherm」の市場での発売日は現在未定である。

現段階で稼働する環境下は、砂漠と雪山のみ。

顔と首元に直接刺激を与える「Ambiotherm」だが、Ranasinghe教授と彼のチームは今後、全身で刺激を感じられるデバイスを作り出せるよう開発を続けると語っている。

このテクノロジーは今後VRを完全な没入体験へと誘う必要不可欠なものとしてなり得る、進んだ技術だ。

VR Insideはこの技術の最新情報が入り次第、逐次公開していく。

参照:VRfocus
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