Humaneyesの消費者向け3D 360 カメラ「Vuze VR Camera」がリリースされた。
3D 360カメラにしては比較的低価格で、簡単でシンプルなインターフェース、誰でも気軽にハイクオリティなVR動画が撮影できるようデザインされたカメラで、すでに予約していた1000人分の発送が今週開始される予定だ。
Vuze: 基本情報
Vuzeは世界初の高画質3D 360 VRカメラで、ラスベガスのCESで公開されて以来注目が集まっていた。
8個の高画質4Kカメラを使い写真と動画を撮影し、それをHumaneyes VR Studioソフトウェアを使ってステレオスコーピック3D写真と動画がワンボタンで作成できる。
プロ向けの高額なVRカメラが多い中、Vuzeは消費者向けに作られた求めやすく扱いやすいVRカメラで、値段は他の3D 360 VRカメラに比べて比較的安い、$799(約90600円)
ハリウッド映画のような高額な資金がなくても、専門家の知識や助けがなくても圧倒的なVR映像が作りだせる。
VRの撮影は非常に簡単で、編集もとてもシンプルな操作ででき、ファイル変換も楽にできるため、簡単にソーシャルメディアにアップロードができる。
このVRカメラを開発しているHumaneyesは3Dとフォトグラフィック3Dの幅広い分野で70以上の特許を取得しているコンピュータービジョンのエキスパートで、3D、アニメーション、ディスプレイとプロセシング、グラフィックアートプリンティングなどさまざまな分野のベテランが集まり、同社のテクノロジーを集結させ作り出したのがこの「Vuze VR Camera」だ。
Vuze: できること
Vuzeは8個のフルHDレンズが搭載され、どれも180×120°フィールドオブビューで4Kの高画質映像を撮影する。
さらに360°動画を1秒最大30フレーム、レコーディングフレームは120Mbpsで撮影することができる。
そして、3Dだけではなく2Dと3Dの両方で360°VR写真と動画が撮れる。
そもそも3D 360°って?
2D 360は2Dを360°の視野で見えるようにつなぎ合わせただけの画像または映像で、現実の視覚感覚とは異なるため、3D 360ほどリアルで深さがあるように見えない。
しかし、3D 360は2D 360より奥行きのある画像/映像のことで、左右の目で違う映像を見せることで実際の視覚の感覚を再現したより立体感のある画像と映像が作り出されている。
Vuzeも右と左で違う映像を撮影し、それをHumaneyes VR Studioソフトウェアでレンダリングすることで、ステレオスコーピック3Dの深さを作り出している。
2Dでは体験できない、迫りくる臨場感のある映像が体験できる。
さらにVuzeはMEMS 48Hzマイクロフォンを4つ搭載し、3Dスペーシャルオーディオも動画と一緒にレコーディングできるので、臨場感のある映像と共にリアルなサウンドを体感することができる
Vuze: その他スペック
Vuzeはコンパクトで軽量、持ち運びやすいデザインに、ワンボタンで簡単なインターフェースオペレーション、1回のチャージで最大連続して2時間の撮影に耐えることができる。
スマートフォンのアプリを使ってカメラを遠隔コントロールすることもでき、カメラを離れた場所に置いたままで撮影と撮影した映像のプレビューがリアルタイムで可能だ。
この「Vuze Camera App」はiOSとAndroid対応で、App StoreとGoogle Play Storeでダウンロードできる。
そのまま直接YouTubeやFacebookなどのプラットフォームに撮影したものをアップロードすることも可能だ。
遠隔コントロールとプレビューに使うVuze Camera AppはiOSにも対応しているが、撮影した画像と動画を3Dにレンダリングまたは編集できるHumaneyes VR StudioソフトウェアはWindowsのみの対応で、今年夏にMacサポートが追加されるそうだ。
その他は、メモリーがmicroSDとWi-Fitで保存でき、カラーはイエロー、レッド、ブラック、ブルーの4種類から選べる。
Vuze VR Cameraは価格$799(約90600円)で公式ウェブサイトにて購入可能だ。
日本にも配送可能(配送料不明)だ。現時点の購入で発送は4月となっている。
パッケージには以下のものが含まれる。
- Vuze Camera 本体
- ハンドル
- ミニ VR グラス
- ハードシェルケース
- USB チャージャー
- USB ケーブル
- アダプター
- レンズ クリーニングクロス
- ユーザーマニュアル
- Vuze Camera App
- Humaneyes VR Studio
消費者向けとして他の3D 360 VRカメラと比べて比較的安価な値段設定となってはいるものの、やはり$799(約90600円)は少し値がはる印象を受ける。
特に最近はVRカメラの技術も進み、低価格なものがたくさんリリースされており、3Dではないが、$299.99(約33900円)で発売されているSamsung Gear 360 Cameraと比べると、少し高額感が否めない。
低価格な3D 360として消費者向けVRカメラの位置づけを獲得できるのか、今後の動向が気になるところだ。
参照元URL: http://vuze.camera/
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