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映画「トロン」を彷彿とさせるバーチャル空間が舞台のFPS「Cyberdrifter」、アーリーアクセス版がリリース

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VRゲーミングの醍醐味の一つであるFPSに新たなタイトルが加わった。

イギリスのスコットランドに拠点を置く独立系ゲームスタジオ、UziGamesからリリースされたCyberdrifterだ。

5月10日にリリースされる本作はアーリーアクセス版で、1ステージのみのプレイが可能となる。

対応機種はOculus RiftとHTC Vive、対応言語は英語。

シンプルながらも没入感重視のゲームデザイン

近未来を舞台にしたこのゲームでは、プレイヤーは軍事訓練を受けたコンピューター科学者ことJack Torrentsに扮し、暴走して制御不能に陥ったAIプログラムを鎮圧すべく、バーチャル空間内に設計されたコンピューターシステムの中に潜入する。

映画「トロン」を彷彿とさせるエレクトロ感溢れる、そしてどこかレトロフューチャーな雰囲気を醸し出すバーチャル空間の中で、コントロールを奪われまいと襲いかかってくる攻撃型AIプログラムを撃ち倒しながら、最後に現れるラスボスを倒す、という内容。

シンプルなルールのゲームであるが、敵AIプログラムの動きは予想以上に素早く、狙いを定めて撃ったつもりでもなかなか当たらない。(そして弾丸が命中してもなかなか倒れない)

赤いレーザー弾を乱射し、ジグザグに動きながらプレイヤーの左側へ回り込もうとする敵を1つ倒したかと思うと、もう一体の敵AIがいつの間にかプレイヤーの右に回り込んでいる。スピード感がこのゲームの大きな魅力であり、一旦プレイしたらあっという間にゲームに没入できる設計になっている。

ゲーム空間もシンプルなデザインでありながら細部まで作り込まれているので、SFやサイバーパンクなど、近未来的な世界観を好むユーザーにとっては試してみる価値はあるのではないだろうか。

FPSというと、とにかくクリアするのが難しい、というイメージを持たれがちだが、Cyberdrifterはルールもプレイ方法も世界観もシンプルさを基に創られているので、スキマ時間にちょっとゲームで一息、という方にもオススメできるタイトルだ。

フルバージョンも近日中にリリース予定

冒頭でも述べた通り、今回リリースされるバージョンはアーリーアクセスなので、プレイできるステージは1つのみとなっている。

しかし現在、完全版の開発も進められており、開発元であるUziGamesオーナー、Scott Wilson氏は次のように述べている。

完全版では、合計で10のステージを実装する予定です。敵やボスキャラの数ももっと増やしたいですし、マルチプレイヤーモードや、それに伴ってスコア表やボイスオーバー機能も盛り込みたいと考えています。

計画によると、アーリーアクセス版でのリリースは6〜8ヶ月の間とのことで、その間にゲーム内に5つのレベルを追加しながらアップデートしていく予定とのこと。

完全版がいつ公開されるのかはまだ不明だが、公式サイトTwitter公式アカウントなどで最新情報が更新されるので、興味のある方はチェックしてみよう。

価格は980円と安価に設定されている。

アーリーアクセス版は体験版的な性質が強いので、無料でダウンロードできたり少額で購入できるタイトルが多い。

また、Facebook SpacesなどVRの最先端技術が実装されたアプリもアーリーアクセスとしてリリースされることが多いし、個性的で独創的なアイデアに溢れた面白アプリに出会うこともある。

クオリティ的にはイマイチなアプリも少なくはないが、VRの最新の動向を掴むにはアーリーアクセスのアプリを色々試して見るのが良いのでは、と筆者は考えている。

コアなVRプレイヤーのみならず、VRを始めたばかりの初心者の方なども、アーリーアクセスのアプリを数多くプレイすることによってVR特有の面白味や醍醐味をより幅広く知ることができるのではないだろうか。

興味のある人はSteamのアーリーアクセス専用サイトOculusのアーリーアクセス用ページをチェックしてみよう。

前作Marlene Betwixtも併せてチェック

ダウンロード

UziGamesが現在リリースしているタイトルは2つ、今回リリースされたCyberdrifterと、前作のMarlene Betwixtだ。

昨年10月にリリースされたMarlene BetwixtはFPSとは一線を画したホラーゲームだ。

ホラー系もVRコンテンツの中で大きな位置を占めるジャンルなので、ホラー好きな方には是非チェックしてほしいタイトルだ。

プレイヤーはEwan Brodyという人物に扮し、突如消息を絶った彼の姪であるMarleneを探し出すべく、彼女が住んでいる別荘を訪れる、という内容。

その途中でプレイヤーは数々の謎やタスクに遭遇し、それらを解決しながらゲームを進める、というミステリーゲーム的な要素を持ったタイトルだ。

薄暗くて先が見えない空間と、不安感を煽り立てる陰鬱なムードの音楽は、VRによって異世界に没入するにはうってつけの環境だ。

なお、サブタイトルに”Act 1: Betwixt”とあるので続編が製作される可能性もあるが、今のところアナウンスはされていない。

価格は698円、対応異種はOculus RiftとHTC Vive、対応言語は英語とフランス語。

参照元サイト名:VRFocus

参照元サイト名:UziGames

参照元サイト名:Steam(Cyberdrifter)

参照元サイト名:Steam(Marlene Betwixt)

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