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高解像度VRで空き家内見!KDDIが鹿児島県長島町でVRによる移住・定住促進策を実施

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KDDI株式会社は、鹿児島県長島町、株式会社川商ハウス、長島未来企画合同会社と共同で、高解像度VRを活用した空き家の活用と定住促進を目的とした、移住定住施策を実施することを発表しました。


高解像度VRを活用した移住定住施策とは

高解像度VRを活用した移住定住施策とは

今回実施される高解像度VRを活用した移住定住施策は、長島町とKDDIが、2018年12月21日に締結した地域活性化を目的とした連携に関する協定に基づく取り組みの一環として行われるものです。

長島町では、人口減少に対して空き家の活用と定住促進に向けてさまざまな取り組みを実施してきました。

今回、さらなる取り組みとして、高解像度VRを活用した移住定住施策を実施します。

町の空き家バンクに登録された物件や、その周辺情報を高解像度VRコンテンツ化することによって、遠隔から内見することができるようになったものです。

高解像度VRを長島町内外3カ所に常設し、移住を検討するお客さまが空き家内見用の高解像度VRコンテンツを閲覧することができます。

また、今後長島町が実施する移住定住促進イベントでも活用される予定です。

空き家内見VRの特長

空き家内見VRの特長

空き家内見用の高解像度VRコンテンツには以下の3つの特徴があります。

①高画質

高画質な画像を360度VRで視聴可能なため、本当にその場で物件を見ているような体験が可能です。

②同時体験

家族など複数人で視点を共有することができ、より臨場感のあるVR内見ができるようになります。

③対話

オペレーターが体験者の視点を理解することにより、双方でコミュニケーションを取ることも可能です。

VRを使った移住定住施策の背景

VRを使った移住定住施策の背景

人口流出や働き手不足といった課題を抱えている長島町は、これまで空き家の活用と定住促進を目的として、

空き家の改修費の補助対象の拡充

不動産会社や金融機関と連携した賃貸借をしやすい環境整備

などを推進してきました。

また、2017年9月には川商ハウスと空き家の活用に関する連携協定を結び、2018年12月に川商ハウス長島支店をオープンさせています。

以上の取り組みが実を結び、空き家や移住に関する問い合わせが増加した一方、町内の島に点在する空き家の案内は、転居・移住希望者に対して家をひとつひとつ案内せざるを得ず、効率化が問題となっていました。

そこで、空き家情報をVRコンテンツ化することにより、移動にかかる労力を大幅に軽減することができるようになります。



空き家内見VRの概要

空き家内見VRの概要

■VR設置場所

・長島町役場 (住所:鹿児島県出水郡長島町鷹巣1875-1

・川商ハウス鹿児島本店 (住所:鹿児島県鹿児島市新屋敷町1-7

・川商ハウス長島支店 (住所:鹿児島県出水郡長島町指江1327-1

■各社の役割

・長島町:高解像度VRを活用した移住定住施策実施

・KDDI:高解像度VRの提供など

・川商ハウス:高解像度VRを活用した空き家案内実施

・長島未来企画:高解像度VRコンテンツ製作

■実施期間:2019年9月20日から2020年3月31日まで

まとめ

現在、各地方自治体が人口減少の対策として移住定住を促進する施策を行なっています。

そんな中問題になるのは、その地域の風景や暮らしの様子をどのように感じてもらえるかです。

離島や山間部だと現地に足を運ぶのが難しいので、VRを活用するのは非常に効果的だと思います。

今回の長島町の施策ではVRコンテンツを閲覧できる場所が3か所となっていますが、これから県外や首都圏でも拡大されていけば、より多くの人に地域の魅力を伝えられるのではないでしょうか。

さらなる活用事例がどんどん増えていくのが楽しみな施策ですね。

ソース:KDDIプレスリリース[KDDI公式サイト]









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