株式会社インテージは、3DNest株式会社と共同で、生活者の住居の様子をウェブサイト上で閲覧できるサービス「バーチャルホームビジット」を開発しました。
住居内の様子をそのままVRで再現
バーチャルホームビジットは、国内外の実在する生活者宅を訪問し、専用の360度カメラを用いて撮影した画像をもとに
3D間取り
2D間取り
各部屋の360度画像
部屋ごとの面積
部屋の高さ・幅・奥行
といった寸法を、Web上に再現し、実際に現地に行くことなく間取りや住居の様子、生活動線などを確認することができます。
▼バーチャルホームビジットの例
家庭訪問調査をVRで
従来の家庭訪問調査では、対象者への負荷の観点から訪問できる人数を少数に制限したり、スマートフォンなどを使って撮影した写真は全体感に乏しく、見返した時に住居内のどの部分の写真なのかがわからないといった課題がありました。
バーチャルホームビジットでは、好きなタイミングで、見たい箇所をウェブサイト上で詳細に閲覧することが可能、生活者の実態を理解することが可能になりました。
ユーザー理解を基にした新商品開発、パッケージ開発といった場面で活用できるサービスです。
バーチャルホームビジットサービスについて
バーチャルホームビジットは、
①カスタマイズ型 ②データベース型の2つのサービスが用意されています。
カスタマイズ型
「●●●ブランドを使用する20代女性」といった個別の条件を設定することができるため、自社ユーザーやターゲット層への理解を深めるのに活用することが可能です。
データベース型
データベースサービスは現在構築中で、2019年内にインテージ社が収集した5カ国15名を越える日本および海外生活者の住居が閲覧できるデータベースとなる予定です。
トライアル実施中
先行して家電メーカーにてバーチャルホームビジットのトライアルを実施中です。
現在、本サービスのトライアル参加企業を募集しています。
また、本サービスの技術を応用することで、「自動車の車内」や「オフィス」といった空間の利用実態を捉えることも可能で、住居に限らず空間を豊かにする商品・サービスの開発への有効活用につなげたいとしています。
まとめ
リアルな実態を調査するのに、ユニークなサービスですね。
360度カメラで撮影したものを再現していますが、Web上で、間取りや3Dの間取りと合わせて確認できるなど、とても情報量の多いサービスです。
仕組みとしては、不動産業界でのVR内覧と似ていますが、活用用途がまったく違います。
収納やインテリア、生活動線を考慮した家電などの商品開発、もちろん、住宅やマンションの間取りや内装などにも活用できますね。
ソース:バーチャルホームビジットに関するプレスリリース[PR TIMES]
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