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救命救急の切迫感をVRで再現!実際の現場を収録し教材化した「救命救急VR」リリース

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株式会社ジョリーグッドは2019年11月21日(木)、救命救急の現場を高精細VRサービス化した「救命救急VR」を日本医科大学附属病院高度救命救急センターと共同で開発し、医療教育で使用される人体モデルなどの教育シミュレータにおいて高いシェアを誇る、株式会社京都科学と業務提携し「救命救急VR」と各症例に合わせた医療教育用シミュレータと医療教育用シミュレータ練習法VRのセット販売を開始したことを発表しました。


「救命救急VR」について

「救命救急VR」は、日本医科大学附属病院高度救命救急センターに搬送されてきた実際の患者の集中治療を、360度カメラで収録し、症例とその治療法をVR教材化したものです。

1人の患者に10名以上のスタッフがつき、同時に違った動きをする時間勝負の救命救急の治療現場で、これまでの2Dカメラでは追いきれなかったスタッフ全員の動きが高精度360度カメラで余すところなく撮影され、現場がリアルに再現されています。

また、監修する日本医科大学附属病院 高度救命救急センター 准教授 横堀將司医師の解説とバイタルモニター画面が合成され、治療のポイントと患者の状況を細かく把握しながら集中治療を疑似体験することができます。

横堀將司医師は、

「VRなら実際の患者さんに触れる前に臨床疑似体験をすることができる、これはすごく大きいことだと思います。

救命救急では1人の患者さんに10名以上のスタッフが付きます。

時間が勝負ですから全員が一度に違った動きをします。

VRなら、その時の上級医の立ち位置はどこなのか、エキスパートナースはどういう風に動いているのか、を360度好きなところを見ることができる、これはすごく大きいことだと思います。」

引用元:救命救急VRプレスリリース

とコメントしています。

■ 公式ウェブサイト救命救急VR



「救命救急VR」と「教育シミュレータ」セットで発売!

医師や看護師の育成には長い年月がかかり、実際の患者と接する臨床教育は実践を積み上げていくしかなく、実際の治療現場のVRと各処置の手順を学ぶことのできるVRシミュレーション研修は高い需要があります。

VRと教育シミュレータによって、現場の切迫感に対する自信と安定した技術の習得が実現されます。

ジョリーグッド社では、医療教育機関や病院向けに人体モデルなどの医療教育用シミュレータを販売する京都科学社と共同で、

・救命救急の現場を体験できる「救命救急VR」

・教育用シミュレータ

・教育用シミュレータの練習法VR

をセットで販売を開始しました。

トレーニング方法とポイント解説を術者目線で体験できるVRコンテンツで、繰り返し体験することで機器や手順の理解と正確な実習イメージを学ぶことができます。

株式会社京都科学 グローバル戦略部副部長 中江悠介氏は、

「現場をVRで体験することで『実際の現場では、この先生はこういう動きをしているんだ』『周りのスタッフはこういう動きをしているんだ』というゴールの体験をした後で『じゃあ、その中で自分の役割はなんなのか』ということを考えながら、シミュレータでトレーニングできる。

これはすごく意味のあることだと感じています。」

引用元:救命救急VRプレスリリース

とコメントしています。

医療教育シミュレータ+VRトレーニングキット

医療教育用シミュレータとトレーニング用VRコンテンツには、以下のようなセットがあります。

心配蘇生トレーニングセット <価格 505,000円~>

CVCトレーニングセット <価格 460,000円~>

導尿トレーニングセット <価格 男女各320,000円~>

まとめ

全員が異なる動きをする治療現場で、360度見たいところを見ることができるのはVRならではの大きな魅力です。

医療従事者が患者と接する臨床教育は実践を積み上げていくしかない中で、実際の現場で撮影された映像を使って、医師の解説とバイタルモニターで患者の状況を把握し、そしてシミュレータで実践するなどして集中治療をリアル体験できるサービスは、新しいシミュレーション研修のスタイルとして注目されています。

ソース:「救命救急VR」に関するプレスリリース[PR Times]









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