VRゲームの中には、Beat SaberやBox VRなど運動量が大きいものが多く、「ダイエットやフィットネスにピッタリ!」といわれているものもあります。
しかし、ほとんどのVRゲームでは、どれだけの運動ができて、カロリーをどのくらい消費できたのかを知る手段がありません。
そこで、VRフィットネスを助けるために登場したのが、「YUR」というフィットネスアプリです。
カロリー消費量を計測できるYURフィットネスアプリが登場!
リズムゲーム「シンセライダー」のアーリーアップデートに対応アプリとして追加され、「YUR」というアプリの存在がVRユーザーの知るところとなりました。
これまでは、Box VRのように最初からフィットネス目的で作られたVRゲームは別として、ほとんどのVRゲームでは自分の運動量やカロリー消費量を知ることはできません。
そのため、本格的にVRをフィットネスに組み込もうと考える人にとっては、VR周辺のフィットネス環境は物足りないものがありました。
YURを利用すると、特許出願中の技術によってヘッドセットとコントローラーから計算された、
・運動目標の達成度
・カロリー消費量
などの情報をYUR独自のダッシュボード上で確認することができるようになります。
YUR対応のゲームも続々追加!
現在、YURはSteamにおいてアーリーアクセス版として公開されている状況です。
しかし、YURに対応するゲームは増えており、現時点では以下の11タイトルが対応作品として発表されています。
・Beat Saber
・Pistol Whip
・Superhot VR
・Synth Riders
・Creed: Rise to Glory
・Gorn
・The Elder Scrolls V: Skyrim VR
・Audica
・Blade and Sorcery
・Arizona Sunshine
・Thrill of the Fight
今後もYURに対応するVRゲームが続々と追加されていくことが予想されています。
さらなる進化を続けるYUR
現在のところ、YURアプリは運動量とカロリー消費量を計測するものとなっていますが、
開発元のYUR.IncによるとBluetooth心拍数モニターに対応することによって心拍数の計測もできるようになる予定とのことです。
また、BTLE心拍数モニターPolar H10およびXOSS光学アームバンドがテストされているとされています。
そのため、BTLEと接続しないApple WatchやAndroid Watchには対応しないということになります。
さらに、9月には、YUR.Incはクラウドファンディングプラットフォーム「Sidequest」においてOculus Questへの対応に向けた資金調達を行い、目標額を達成したことを発表しました。
Oculusストアにはまだ登場していませんが、今後Oculus QuestでもYURを使って本格的なフィットネス体験をできるようになると見込まれています。
まとめ
VRフィットネスの愛好家に嬉しいアプリが登場しました。
初めてBeat SaberやSuper Hot VRをプレイしたとき楽しい有酸素運動になると思いましたが、その後運動量を知りたくてもわからないところが困ったのを覚えています。
同じように思われていた方も多いのではないでしょうか。
今回ご紹介したYURアプリは、VRゲームをプレイしたときの運動量やカロリー消費量を目に見える形で表示してくれるので、達成感や満足感を得ることができるようになります。
さらに、現在Steamのみでダウンロードできるようになっていますが、Oculus Questへの対応も予定されており利用できる機器もどんどん増えていきそうです。
スマホVRやPSVRにも対応するようになれば、VRフィットネスという分野自体に大きなインパクトを与えていくのではないでしょうか。
参考:Track Your Calories In More SteamVR Games With YUR’s Fitness App[VR Focus]
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