海外メディアVRScoutは、2016年11月1日の記事において、UnityのVRに関連した新機能を紹介した。
同メディアによれば、Unityは2016年11月1日から3日までアメリカ・ロサンゼルスで開催している開発者カンファレンス「Unite 2016 Los Angeles」において、同社が開発するゲームエンジンUnityにVRコンテンツ開発を強化する機能を追加することを発表した。
VRに関連する追加機能は、360°動画プレビュー機能、EditorVR、そしてGoogle Daydreamのサポートだ。
360°動画プレビュー機能とは、プレビュー画面で360°動画を再生できる機能であり、4K動画もプレビューできるようになった。
この機能を追加した背景には、360°動画を用いたコンテンツを開発する需要が急速に高まったことがある。

360°動画と4K動画のプレビューに対応したUnityのプレビュー画面
EditorVRとは、HTC社のVIVEを使ってVR空間内でゲームを開発するVRオーサリングツールである。
同機能は、今年2月に開催されたvision summit 2016でUnityのプリンシパル・デザイナーのTimori Westがデモしたものが、実装されたものだ。
同機能の実装に伴っては、拡張性を考慮してオープンソースとなっており、APIも公開されることになる。
Google Daydreamのサポートとは、Googleが公開しているDaydream対応コンテンツの開発環境に、Unity v5.6が統合されることを意味している。
つまり、Daydream対応コンテンツを開発する際に、Unityユーザーは慣れ親しんでる開発環境をそのまま使える、というわけだ。
ちなみに、Daydream開発環境にはUnityと双璧をなすゲームエンジンのUnrealも統合されているので、今後リリースされるであろうDaydream対応コンテンツのなかには、リッチな3DVRゲームも含まれることも期待できよう。
Unite 2016 Los Angeles公式サイト
https://unite.unity.com/2016/los-angeles
参照元URL:http://vrscout.com/news/unity-new-vr-tools-google-daydream-support/
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