海外メディアVRFocusは、2016年11月4日の記事において、Tangoを用いたインテリアデザインアプリを紹介した。
同メディアによれば、北米でインテリア事業を展開しているLowe’sは、このほどLenovo Phab 2 Proに実装されているTangoテクノロジーを用いたARインテリアデザインアプリ「lowe’s Vision」をリリースした。
同アプリは、スマホのカメラを使って現実世界の空間情報を認識できるGoogleが開発したARテクノロジーであるTangoを使って、屋内の間取りを認識し、間取りにあった家具をスマホのディスプレイを使ってバーチャルにAR表示できる機能を実装している。
上記機能を使えば、家具を購入する前に家具を部屋に置いた時の様子を、スマホのディスプレイにAR表示できるのだ。
同アプリには、バーチャルな家具のAR表示をはじめとして、以下のような機能が実装されている。
機能名 | 機能概要 |
---|---|
Power Measure | 部屋の間取りを認識する |
3D Designer | 認識した部屋の間取りにもとづいて、Lowe'sが提供するバーチャルな家具を置く |
Save, snap & share | バーチャルな家具を置いた部屋の様子を画像として保存し、画像をシェアできるようにする |
Shopping lists | シェア可能なショッピングリストが作成できる |
同アプリの開発を率いたLowe’s Innovation Labsのエクゼクティブ・ディレクターのKyle Nelは、「Tangoテクノロジーを活用したLowe’s Visionによって、家具の購入前に家の様子をイメージする時の苦労を一掃することに一歩近づいたのです」と述べている。
Tangoを使ったゲームも開発されるなか、Lowe’s VisionのようなARユーティリティアプリが増えれば、Tangoテクノロジーがさらに注目されるようになるだろう。
Lowe’s Vision公式サイト
http://www.lowesinnovationlabs.com/tango/
参照元URL:https://www.vrfocus.com/2016/11/improve-your-home-with-tango-enabled-lowes-vision/
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