AdobeがVR映像の編集ツールであるCloverVRを発表した。
Adobeはクリエイター・デベロッパーが使用するソフトウェアの主流なので、VRに関しても速やかに足がかりを得たことに驚きはない。UploadVRはこれまでにも、4月にはCreative CloudのVR機能について、9月にはVRによるワークフローの改善について伝えている。ここに新たな取り組みが加わる。毎年恒例となったイベント、Adobe MAXでデモンストレーションが行われたCloverVRである。
ヨーロッパ、北米、そして日本で開催されるAdobe MAXは現在の、あるいは将来の技術に重点を置いたイベントである。Adobe MAXはコンピュータの設計や工業開発に影響を与える。Creative Cloudに関する基調講演のなかで、コメディアンで映画監督のJordan PeeleがCloverVRによる新しい編集方法を紹介した。バーチャル映像の編集は、素人にとってもプロにとっても面倒なものである。あなたは、2Dで映像を編集することができる。そして、時折進行状況やエフェクトが意図した通りに見えるかどうかをヘッドセットで確認することになるだろう。二つの機器の間を行ったり来たりすることは、面倒であるだけでなく生産性をも下げてしまう。CloverVRはヘッドセットでの編集を可能にすることで、この問題を軽減する。また、映像制作者を助けるシーンローテーションツールも紹介された。
今後数年間、MAXは工業の成長同様に成長するVR・ARととも進歩するだろう。あるいは、この業界を牽引することになるかもしれない。現在のところ、基調講演の様子をこちらで確認することができる。
参照元サイト名:uploadvr
URL:http://uploadvr.com/clover-vr-adobe/
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