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React VRを導入して、「Hello world」する方法がOculusブログに掲載

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Oculus Connect 3でアナウンスされていたReact VRがついにプレリリースされた。これはウェブアプリケーションの開発に使用されるReact、スマートフォン向けネイティブアプリの開発に使用されるReact NativeをVR向けに拡張したものと言える。そのため、記事の内容は(入門とはいえ)技術者向けだ。

React VRの利用法を詳細に解説した部分は省くが、興味がある読者はOculus Blogで全文を読める。

React VRでウェブVR開発がシンプルになる

通常のウェブ開発者がフレームレートを気にしながらアプリケーションを開発することはない。そのため、VRウェブ開発を行おうとすると新たな要素が追加されて、複雑なものになってしまうのだ。こうなると、平面での開発とは全く勝手が違ってくる。3Dや映像処理の知識がなければ、VRウェブ開発は難しいだろう。

React VRはアプリケーションのロジック(アプリの本体)とレンダリング(VR描画)を切り離す。そうすれば、通常のウェブアプリケーションと同様にVRウェブアプリケーションを開発することが可能となる。React VRは、一般的なウェブ開発者でもVR開発ができるようにすることを目指している。

プレリリース版の入手

12月13日に提供されたプレリリース版は、ここから直接ダウンロードできる。これはまだプレリリース版なので、フィードバックが求められている。バグが残っていることも考えられるので、発見したら報告すればコミュニティの役に立つはずだ。

このプレリリースには各種ドキュメントも含まれており、(Reactの知識があるユーザなら)簡単に使い始められる。VRヘッドセットやVRウェブブラウザのプロトタイプを持っていなくても、VRアプリの開発を始められる。

Oculus Blogの記事に従えば、初めてのReact VRプロジェクトを作成できるはずだ。内容はVR世界に「Hello」という文字が書かれたオブジェクトを表示するだけのシンプルなものである。

Hello

サンプルとドキュメント

ダウンロードしたパッケージには、Reack VRの機能を示す様々なサンプルとドキュメントが同梱されている。ドキュメントはそのまま読めるが、サンプルを動作させるには依存関係にある(サンプルの動作に必要となる)ファイルを用意しなくてはならない。

Oculusブログでは、依存関係の解決を行って初めてのプロジェクトを作成・実行する方法が解説されている。また、より技術的な解説もなされている。単にVRアプリケーションを開発するだけではなくその仕組みを知りたいのであれば、目を通すと良いだろう。

 

Oculus Blog:https://developer.oculus.com/blog/introducing-the-react-vr-pre-release/

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